2017年 5月 4日〜 5日   
広島ツーリング
2017年のGWは、広島の瀬戸内沿いを一泊二日で走ってきました。今回の目当てはポニョの舞台だといわれている鞆の浦とその周辺の名所です。
宿が取れずに一泊二日になってしまったのですが、なかなか充実したツーリングになりました。
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< 国道185号線沿いの風景 > (静止画:1360×880,1480×824,1024×856,1360×896)
国道185号線の呉から竹原までの間で見つけた風景です。この二つの街の間は瀬戸内海に沿って漁港が点在しています。天気はご覧のように快晴で、海面は海とも思えないほど凪いでいて、バイクで走っていると穏やかな空気がとても心地よかったです。
1. 瀬戸内海
- 牡蠣のいかだが並ぶ瀬戸内海です。海の向こうに見える陸地は、すべて瀬戸内海の島々です。
それと海面はとても海とも思えないほど凪いでいました。池か湖みたいに。太平洋側でも日本海側でも、どんなに穏やかな天気でもこんなに海面が凪ぐことはないと思います。さすが瀬戸内海ですね。
2. 牡蠣の稚貝の養殖場
- 牡蠣の稚貝を養殖する棚です。調べたところ、牡蠣の稚貝はご覧のように満潮で海水に浸り、干潮に大気に出るようなところでまず育て、その後に皆さんがご存じのような沖の筏に移すとのことです。ご覧になっている稚貝が数年後、皆さんの酒の肴になるんでしょうね。
3. ホタテの貝殻置き場
- 広島の牡蠣養殖に使われるホタテの貝殻の置き場です。山のようにホタテの貝殻が置かれており、何枚あるかも想像つかないほどでした。
広島の牡蠣養殖には北海道、青森のホタテの貝殻が使われていると聞いたことがあります。北海道や青森から広島に送られるホタテの貝殻って、いったいどれぐらいの枚数になるんでしょうね。
4. 漁港に並ぶ蛸壺
- こちらは山と積まれた蛸壺です。ここらあたりは牡蠣の養殖だけではなく、蛸も結構取れるようです。しかし、並んでいる蛸壺も結構な数ですね。広島あたりで取れる蛸って、やっぱり美味しいんでしょうか?
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< JR竹原駅 > (静止画:1440×880,1200×824)
広島の海岸線を走る時に必ず寄るのが竹原の街なのですが、その竹原の入口となるのが、このJR竹原駅です。昔はKIOSKだった売店がコンビニに変わった以外は、ここ20年、ほとんど変わっていない、昭和を感じさせるいい感じの駅です。なんとなく旅情を感じさせてくれるんですよね。
1. JR竹原駅 正面
- 正面からみたJR竹原駅です。駅から出てまっすぐのところに、次の画像の「おかえりなさい」の文字が・・・・。
2. 「おかえりなさい」
- JR竹原駅で有名な「おかえりなさい」の文字です。駅前に書くのならば普通に思いつくのはたぶん「いらっしゃい」の方なんでしょうが、ここでは「おかえりなさい」なんですね。それがちょっと感動的だったりします。ここでは地元の人が本当に大切にされているんだなぁと知らされます。
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< 竹原の町並み保存地区 > (静止画:1280×960,1280×960,1296×936,1064×960)
以前はアニメの「たまゆら」で、最近はNHKドラマ「マッサン」の主人公のモデルとなったニッカウヰスキー創業者、竹鶴政孝氏の生家がある町として有名になった、竹原の町並み保存地区です。
1. 胡堂
- 町並み保存地のシンボル的建物の胡堂とその前の通りです。
私が行った時には、ちょうど和服女性の撮影会みたいなものをやっていました。
2. 町並みの風景 1 / 3. 町並みの風景 2
- 胡堂のある中央の通りから一本外れた通りの町並みです。竹原のこの町並みは、本当にすごくよい状態で保存されていると感心してしまいます。
4. 旧 日の丸写真館
- 町並み保存地のもうひとつのシンボル的建物として有名な「旧 日の丸写真館」です。アニメ「たまゆら」の主要な舞台としても有名になりましたね。昭和初期に作られた建物で、国の登録有形文化財となっているそうです。
ちなみにこの「日の丸写真館」ですが、今でも少し離れた場所で営業を続けているとの話です。
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< 阿伏兎(あぶと)観音 > (静止画:960×1240,1114×928,1160×928,1320×928,1216×984)
次に紹介する鞆の浦のすぐ西側に阿伏兎(あぶと)岬というところがあり、その先端に造られているのがこの阿伏兎観音です。なお阿伏兎観音というのは通称で、本当の名前は磐台寺(ばんだいじ)なのだそうです。
しばらく前にどこかのHPでこの観音堂をみてすごく気になり、次に近くを走る時にはぜひ寄ってみようと思っていたのです。
1. 観音堂の全景
- ご覧のように岬の先端に石垣を組み、その上に観音堂が造られています。高さは海面から10〜20mぐらいでしょうか? 青い海と陸の緑の中で、岬の頂点に建つ朱塗りの観音堂はとても良い景観です。
2〜4. 観音堂の中
- 観音堂の中です。正面に観音様が奉られているのですが、圧巻なのはその左右です。無数に飾られているのが、おっぱいを模した絵馬です。とても数え切れないほど飾られていました。
この阿伏兎観音は子授け、安産の祈願所として知られており、それを願っておっぱい絵馬を奉納するのだそうです。
5. 観音堂の廊下
- 観音堂をぐるっと囲むj廊下ですが、行ってみると平らではなく、画像のように外側に向かってかなり傾いています。しかも欄干は50cmぐらいしかなくって、簡単に落ちてしまいそうです。このため、海面からの高さはそれほどでもないのですが、観音堂にお参りするのはとてもスリリングです。高所恐怖症の人にはちょっと厳しいかもしれませんね。
ただ観音堂の先から見渡せる風景はとてもよくって、怖くても一度は行ってみるといいと思います。
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< 鞆の浦 > (静止画:1384×888,1360×900)
このサイトで鞆の浦を紹介するのも2回目か3回目になる鞆の浦です。今ではすっかり有名観光地になってしまいましたね。
今までは福山市方面からアプローチしていたのですが、今回は反対の阿伏兎観音方面から街に入っていました。するとわかったのですが、鞆の浦の街中の道は結構狭くて走りにくく、とても気をつかいます。もし鞆の浦に遊びに行くなら、ちょっと注意した方がいいですね。
1. 常夜灯
- 鞆の浦のシンボルとなっている常夜灯と周辺です。相変わらず観光客がいっぱいでした。
2. ボンネットバス
- 鞆鉄道が観光用に、福山市と鞆の浦の間で運行しているボンネットバスです。それこそ、トトロに出てきたバスそのものって感じでした。鞆鉄道のHPで調べてみたところ、日本最古クラスのボンネットバスなんだそうです。きっと整備も大変なんだろうなぁと、つまらないことを思ってしまいました。
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< 時報塔 > (静止画:928×1280)
ツーリングの帰り、広島市の北東に位置する志和町にある時報塔を見に行きました。
この時報塔は大正11年に建設された鐘楼で、なんと鉄筋コンクリート造りなのだそうです。さらに鐘はアメリカ製ということらしく、当時としては結構先進的なものだったんではないかと思います。それが広島の片田舎に造られたことが、なかなかすごいことではないかと思いますね。
なお塔の側面には、「定時励行」「時間節約」「時八金」の標語が記されています。
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